美容室の運営やお客様とのやりとり、ちょっとした工夫や努力でお金をかけずにステップアップ!!
認識
人は、自分の知らない事を認めたがらないところがあります。
自分は聞いた事が無いから、どうもその意見や見解には共感できない。自分が習った事とは違うから、認めない。
など、誰もが大なり小なり持っているところです。
情報も現実も日々変化しています。
もっと、もっと吸収しましょう。
まず、受け入れてから分析してみても遅くはないでしょう。
結果的に貴方にとって有意義な情報でも、貴方が受け入れなければ前進する事が困難になります。
かの有名なチャールズ・ロバート・ダーウィンは、『強い動物が生き残るのではない、状況の対応に成功した者が生き残る事ができる。』
と、言っています。
そう言う私も、自分の経験の範囲内で物事を考えてしまう事が多々あります。
年齢には負けたくはありません。
若いうちはあった謙虚さも年齢を重ねると、経験という壁に前進を妨げられます。
成長の急ブレーキになってしまいます。
これが、年齢による柔軟性の欠落です。
色々な事柄に柔軟性をもって対応し変化していかないと遅れてしまいます。
私達の仕事【美容業界】は特に変化していかないとお客様にご迷惑をおかけする事になります。
以前も通信に載せさせて頂きましたが、こんなCMのキャッチコピーがありました。
『変わろう変わらないために』
今の時代、変わらないためにも変化していかなければ確実に後退してしまいます。
変わる事の大変さ。
変わらない事の大切さ。
どちらも自分達が変わらなければなし得ない事です。
日本には千年を超えて営業をしている旅館が三軒あります。
この旅館も、時代の変化に対応し生き残ってきています。
変わらずに旅館を運営していくために変わってきたのです。
2024.08.31
大切なもの
大切なもの
子供の頃に大切だったもの
大人になってから大切になったもの
子供の頃から大切なもの
色々な大切なものがあります。しかもその大切なものは、人それぞれ違います。
他の人と大切なものを共有することもあるでしょう。
でもその思いの強さは人それぞれでしょう。
自分のその思いを人に強いることもできません。
他の人の大切な思いを感じて共感できたら、なんと素敵な事でしょう。
人はどうしても自分の大切なものを人にも大切と思って欲しい気持ちが大きくなってしまいます。
なかなか難しいのですが、自分の思いを人に感じて欲しいと思うその何倍も人を理解するように心がけたいと思っています。
美容の仕事は他人の大切な思いに近づかないと成立しない仕事なのかもしれません。
美容の世界はお客さまを初めとして、色々な人の大切を育み大きくしてあげられる仕事です。
例えば、とっても大切に思っている人のためにキレイになりたいお客さまがいて、そのお客さまに頼られ相談されてお客さまの大切な髪と大切な時間
を任されているとすればどうですか!?
お客さまはまな板の上の鯉で美容師のあなたに全てをまかせてしまうのです。
大切な人のために大切なものを。
責任は大きいですが、とても素敵な仕事だと思います。
2024.08.31
休眠客
サロンである程度の年数の営業をしていれば、以前はご来店頂いていても近年はご来店頂けていないお客様が一定数いらっしゃるはずです。
いわゆる休眠客です。
この休眠客のお名前・ご住所等のデータが残っているのであれば、新規のお客様を獲得するための宣伝広告費を使う前に一度お便り出してみることを
お薦め致します。(お便りを出したタイミングがお客様のサロン来店のタイミングとは限らないので、出来れば2ヶ月おき3回)
お客様の足が遠のいてしまう原因はいくつもあり、アプローチ次第で再来して頂ける可能性はかなり高いものなのです。
例えば3年間来ていなかったお客様にお便りを出した場合に受け取ったお客様は①『まだ気にかけてくれてたんだ』②『なんか少し間隔が空いてしま
ったから行きにくいな』③『いや、もう二度とあんな店行かない』などなど色々な受け止め方するはずです。
①、②のお客様なら1回、2回、3回とお便りを出す回数に比例して再来確率は上がります。
新規客の獲得の前に休眠客の掘り起こしを優先にすべきなのです!
何より新規客より休眠客に対してのサロン最大のアドバンテージは以前、施術を受けて頂いているので髪質・お好み・お悩みを前もってサロン側で
分かっている点にあります。
ヘアスタイルや髪色は変わっているかもしれませんが、もともとの髪質などはそうかわるものでは無いのでサロンからお送りするお便りにはその
休眠客が求めそうなヘアケアなどの案内やメニューなどのご紹介を載せれば効果的です。
休眠客へ何度もアプローチしても再来のない方が失客対象のお客様になるのです。
再来をうながす努力をしないで失客と考えてしまうのは非常にもったいない!
そしてこの失客対象のお客様の分析も必須となります。
この分析で共通点が見つかれば・・・それが自店の弱点ということです。
この弱点を克服しなければ、何度新規客を獲得するために宣伝広告費使っても非常に効率の悪いお金と時間の使い方となってしまうわけです。
新規客獲得の前に是非。
休眠客へのアプローチをしてみてください。
2023.10.28
お客様目線
日々サロンでお仕事をされている美容師の皆さま。
今回の題にもある【お客様目線】ですが一般的に言われるお客様目線では無く、ホントに目線!
簡単のようで何気に意識したいと難しいのがこの目線。
お客様の動線を考えて自店の外装チェックから始めて雑草は生えていないか!? クモの巣ははっていないか!?
サロン様の前に立った時、前を通った時にそこから見える店内の残念な所を探してみる。
店内に入った時・椅子に座った時・シャンプースペース・トイレに行った時などなど
お客様が立ち寄り目にるす可能性のある所をまるで粗さがしをするような感じでチェックしてみて下さい。
クロスの汚れ、臭い。
週刊誌や漫画本の中に入ってしまった毛屑。
ひざ掛けの毛屑。
毛屑は美容室では仕方ないなどと思わずに探し出すと色々見えてきます。
全て新しくしてくださいと言っている訳ではなく清潔に保ってお客様が嫌な気持ちにならない事を心掛けることから始めてみて下さい。
知識を増やす
毎日のように普通にお店に出勤して美容の仕事をして片付けをして帰る。
別に困る事も無く毎日を過ごしている美容師さんも少なくないと思います。お客さまから多くの要求もされる事無く無難に過ぎてゆく。
一見、安定した毎日。
お店にいらっしゃるお客様は自分事として施術を受けに来るはずなのに、『もっとああしたい、もっとこうしたい』と言った要求や疑問は起きない
ものなのでしょうか!?
お客様に支持され客数も技術売上・関連商品の売上も伸びている美容室の傾向の1つとしてお客様が美容室・美容師さんへの要求や質問が多いと
いったことがあります。
今まで自分が通っている美容室でされているサービスに満足している方もいらっしゃると思います。
別にそこまで自分のヘアに興味の無い方もいらっしゃると思います。
美容に関して聞いても満足する答えや結果が出ないからと諦めて要求や疑問をぶつけて来ないお客様も少なく無いと思います。
美容師さんが普段からゴシップ的な話だけで毛髪や美容の話をしなければお客様はその美容師さんには毛髪や美容の事は聞いてこないでしょう。
お客様から毛髪に関して、ヘアスタイルに関して、ヘアケアに関しての質問が来ないのは私の経験上(35年以上)美容師さんが毛髪・ヘアスタイル
・ヘアケアに関しての話を普段からしていない事が多い様に思われます。
『うちのお客様なそんな質問してこないよ』と答える美容師や『話をしても理解できないよ』と答える美容師さんもたくさん見てきました。
それは違いますよ。
あなた(美容師さん)が話をしていない又はお客様でも分かる様に説明できていないからですよ。
お客様に要求や疑問をぶつけてもらうために最初にしなければならない事は、お客様に話せる様に(お客様でも分かる様に)今以上の知識を持つ
ことがです。
知識があればプロとして余裕を持って話ができます。
知識が上がれば意識が上がる。
そしてその知識を役立てる様に普段からお客様のお困りを聞く様にしてください。
いっぺんにプロとしての色々な知識を身に付けるのは大変ですから、1つ2つと増やして行ってみてください。
例えば頭皮の勉強をしたなら、『〇〇様、最近乾燥とか気になったりされますか?』などの呼び水トークから『最近頭皮のトラブルを抱えていらっし
ゃるお客様がふえているんです』などを突破口に自分の知っている範囲で頭皮の話をしてみる。
こんな事の繰り返しでお客様から信頼される美容師さん(プロ)とみなされます。
間違っても信頼されてから知識を身に付けお客様に話をしようだとか、たくさんの知識を身に付けてからお話しようなどとは考えないでください。
少なくても良いから直ぐに知識を身に付けお客様に説明する事を試してください。
思い立ったが吉日。
そのうちはそのままで終わってしまいます。
2022.05.09